いままでにエーエーワークス 一級建築士事務所のホームページに入った相談の内容です

(少し具体的な内容です)

お近くの神戸にいらっしゃるので、相談させていただきます。阪神大震災で全壊した家の土地(20坪、2項道路の制限と建ぺい率をひくと、10坪ほどの建物)に、もう一度再建しようとしています。しかし低所得なので、予算は1000万円です。この予算で2階建てを望むのは無理でしょうか。最近のローコスト住宅のチラシを見ると、可能かと思わされますが、そのような情報は欠陥住宅の可能盛大と知らされます。監理だけでも、依頼したいと思いますが、なにぶん予算が限られています。この予算では、無理でしょうか、何か工夫によってかのうでしょうか。

歓迎です。さて相談内容ですが、決して不可能ではないです。もちろんやり方によりますが、当事務所なら問題無いです。という事は1階と2階を合わせて20坪という事ですよね?
坪45万円として900万円であと設計料+アルファでも1000万円ぐらいで可能です。もちろんあれも欲しいこれも欲しいは無しですよ。ただ私達ならかなり○○さんの希望に対しては聞き入れる努力はできます。


住宅雑誌などの本を読むと、設計士を選ぶためには相性が大切だから何人かとお見合いして気心のあった人を選びましょうと書いてあるのですが、打ち合わせの段階でこの人に頼むのはちょっと、と思ったときに簡単に断わることはできるのですか。また、会っただけでも相談料のようなものを払う必要はありますか。

建築士はクライアントの代理者です。代理者とは、クライアントの希望を設計図に直したり、施工業者の見積もりをチェックしたり、工事現場で手抜きがないか監督したりします、と言うことは、信頼できなければ断るのが当然だと思います。良心的な設計者は、逆に自分と相性が合わないと向こうから遠慮してきますよ。大切なことは、始めに猶予期間をお互いに約束して、納得がいったら契約すれば良いと思います。長々と相談を続けるのも、設計者に迷惑しますし、その辺は世間の常識の範囲で判断して良いのでは。それから、一度の相談でお金を取られることはありませんよ。ご自分の信頼できる設計者を探せるかがいい家づくりのポイントではないでしょうか。


設計事務所は予算がない場合でも設計してくれるのでしょうか?

一般の方が持っている設計事務所(この場合、建築家と呼ばれている人の事を指すかも)のイメージはどうしても「斬新なデザイン」とか「建設費が高くつく」というイメージがあるようです。たしかにそういうのを”売り”にしている事務所はあります。
しかし、設計事務所がそんなところばかりではないことも御理解ください。限られた予算のなかで、いかにクライアントが満足してくれる住宅が提案できるか。そんなときこそ私達設計者の腕の見せ所なのではないか?と私は思っています。
世の中の多様化が進み、自分だけのオリジナルな家をつくりたいとお考えの方も増えてきました。最近ひしひしと感じているのですが、みなさん本当に勉強しておられます。そして私たち設計者もローコストについては常に研究をしております。
ですから”ちょっと恐いなあ”とか”ローコストだから嫌がるんじゃないかなあ”などの理由で設計事務所の門をたたくのをためらわないで下さい。どこの設計事務所もみなさんもご相談を気持ちよく答えてくれると思いますよ。


現在、ハウスメーカーで住宅を建設中です。最近インターネットや住宅関連の雑誌などでも第三者の監理をしてもらったほうがいい、などのことがよく書かれています。本当のところどうなのでしょうか?お願いしたほうがよいのでしょうか?

第三者監理は本当にに大切です。最近は行政も”設計監理者”という存在を重視するようになっています。さて、第三者の監理(チェック)をしてもらうとどんなメリットがあるのでしょう。
まず、「手抜き工事」が行われにくくなります。第三者によるチェックですからどこにも利害関係がなく、公正なチェックができます。また、クライアントとメーカーさんの仲立ち人になってくれます。例えば何かクレームを見つけた場合、クライアントだけですとなかなか施工者に伝えられないかもしれませんが、監理者がいればそのクレームについてクライアントにかわって施工者に伝えてもらえるでしょう。簡単に言えばこういった感じです。このような理由で第三者監理は必要だということです。私としては絶対にお勧めします。


いま家づくりについて、家族で検討中です。まずは住宅展示場に行ってみました。しかし、どうもしっくりきません。最近の欠陥住宅も気になります。しかし設計事務所は敷居が高い。私のような素人があとから後悔しないような家をつくるにはどうしたらよいのでしょう?教えて下さい。よろしくお願いします。

そういった相談は本当によくあります。そういう時に私がお話するのは、あなたがどんな家に住みたいのか、もう一度じっくり考えてみることです。例えば”××ホーム”みたいな洋風の家に住みたいと御考えならどうぞ住宅展示場のそのメーカーの家を訪ねてみて営業の方に相談してみて下さい。
なんでもいい。安くつくりたいと御考えならば、坪30万円の家を提案しているメーカーさんの展示場に行ってみてください。 ”いや、わたしだけの家をつくりたい。”そう御考えならば設計事務所に相談してみて下さい。私はどんな方でも設計事務所がよいとは思っていません。
ハウスメーカーさんは”悪者”ではないですから。 設計事務所は”じっくり家づくりしたい”方にはぴったりではないかと思います。


いま住宅建設予定なのですが、高気密住宅について教えてください。わたしは関西在住なのですが、この関西で高気密住宅は必要ないのではとも思うのですがどうでしょうか?設計士さんだけでなくみなさんの意見を聞いてみたいです。お願いします。

「高気密住宅」最近よく耳にしますね。住宅メーカーさんはこぞってこの『高気密住宅』の商品を出してきています。ところで「高気密住宅」にするとどのようなメリットがあるのか御存じですか?この住宅は気密を高くしてありますので、暖冷房の効率が良くなるということ。少し冷房(暖房)すればすぐにあたたまるということです。それは省エネルギーにもつながるわけで、公庫などでも推奨するわけなのです。また気密が高いですので”結露”などの問題も低減されるでしょう。しかしながらその”気密”の高さゆえに室内に換気扇なしでおりますと息苦しさを感じることもあるそうです。また最近の”ハウスシック”はこの高気密さ原因なのではとも言われます。ところで関西でその気密住宅が必要か必要でないかということですが、わたし個人としてはこの温暖な気候の関西でその気密性は必要ないのではと思っています。ですがお決めになるのはあなた御自身ですね。高気密住宅はどういうものなのか御自身でよく調べられて、あなたの住まい方に必要な機能なのかそうでないのか、じっくり検討してはどうでしょうか?きめるのはそれからでも遅くはないと思います。


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